■試験機を作る楽しさと、完成形までの過程を知るからこその達成感
前職でも開発に従事しており、B2Bのスタートアップ企業で生産設備の開発を行っていました。
当たり前ではありますがB2Bでは指示通りの開発が求められるので、視野が狭くなる気がしていました。
glafitでは既にGFR-01の一般販売がスタートしており、量産をおこなう技術ベンチャーで自分の好きな分野の知識が広がりそうだとglafitへの転職を決意しました。
現在は、試作と検証をメインに担当しています。部品ごとに発注検証を行ったり、GFR-01とLOMの保守関連やモビチェンの開発過程の検証も行っています。
基本的に、検証業務の主担当として運用をおこなっています。何度も試作をおこない、結果をみて組み合わせを替え、繰り返した検証結果からやっと完成したものを見ると、ものすごい達成感があります。
また、新しい乗り物を作るために、いろいろな想定をして考えて作り出す過程がとにかく楽しいです。
ユーザーの声から改善をおこなう部分の検証も行いますが、改善をおこなうことが保守に繋がると思うので、改善に携われることもとても勉強になっています。
■初の量産電子基板の発注指示にド緊張
今回GFR-02の電子基板の担当を任され、量産版用の初めての発注指示をおこないました。
一般販売されるGFR-02の電子基板の発注ということで、発注にミスがあれば、とんでもない負債を負ったり、製品エラーの元になってしまったり・・・考えると、さすがに緊張しました。
今でも、あの時のドキドキは忘れられません。
普通の大手開発部門であれば、まだ入社2年目といえば検証業務も一部分の担当でしかないでしょうし、まして量産版用の電子基板の発注を行なうことは、なかなか無いと思います。
ベンチャーのglafitでは、開発担当の人数も少ないので、とにかく1台の車両を創るすべての工程に携わることができます。
また、主担当として責任をもって仕事ができる環境下で、自分の成長を常に感じていますし、同世代とは比べものにならないくらいの経験をしていることに少し驚いてもいます。
開発のメンバー(上司)は、これまでの経験が豊富なので判断が早く、一緒に仕事をしていると開発に関することはもちろんですが、メーカーとの打合せや問合せ対応など、すべてが勉強になります。その為わからないことはすぐに聞くようにして、自分がまだ経験していない部分についても、まずは話を聞いて知識として吸収中です。
今後は、glafitの乗り物開発の更に多くの部分を担って、ゆくゆくは、glafitの作る電気自動車の電子制御部分を任されるようになりたいと思い、今後も色々な経験を積んでいきたいと思っています。